なぜ「やる気があるのに続かない」のか
「よし、明日からやろう」
そう思ったはずなのに、気づけば元通り。
これは決して、あなたの意志が弱いからではありません。
人間の脳には、習慣化を邪魔する“標準装備”があるからです。
それが、
- 現状維持バイアス
- コンフォートゾーン
そして、この本能に**唯一対抗できるのが「環境」**です。
くましろう
「ひより…また今日もできなかったよ……」
ひより
「それね、くましろうがダメなんじゃなくて、脳が通常運転なだけだよ」
くましろう
「え、ぼくの脳、サボってるの?」
ひより
「ううん。むしろ“がんばって守ってる”の」
結論先出し|環境が9割と言われる“本当の理由”
多くの習慣本では
「環境が9割」「10割」と言われます。
これは誇張ではなく、
人間の本能(心理バイアス)は、意志では突破できない
という前提に立った、極めて現実的な結論です。
① 習慣を止める正体①:現状維持バイアス
● 現状維持バイアスとは?
現状維持バイアスとは、
「変わること=損・危険」と無意識に判断してしまう心理です。
人類は長い進化の中で、
- 変化 → 危険
- 現状 → 生存率が高い
という判断基準を身につけてきました。
そのため脳は、
- 早起き
- 勉強
- 運動
といった正しい行動すら“リスク”扱いします。
● よくある誤解
× 自分は意志が弱い
× モチベーションが足りない
◯ 脳が「今のままでいい」とブレーキをかけている
② 習慣を止める正体②:コンフォートゾーン
● コンフォートゾーンとは?
コンフォートゾーンは、
**慣れた行動・思考・環境で固められた“心理的安全圏”**です。
重要なのはここ。
コンフォートゾーン=快適、とは限らない
● 不快でも抜け出せない例
- 朝ギリギリで毎日焦る
- 夜スマホを見て後悔する
- やらなきゃ…と思い続ける
これらは不快ですが、
「慣れている」ため脳にとっては安全です。
くましろう
「全然楽しくないのに、同じ生活に戻っちゃうのはなんで?」
ひより
「それがコンフォートゾーン。
“慣れてる不快”は、脳にとっては安全なんだよ」
③ 環境が9割と言われる本当の意味
環境が重要なのは、
やる気を出すためではありません。
● 正面衝突すると負ける
| 方法 | 結果 |
|---|---|
| 意志・気合 | バイアスと正面衝突 → 負けやすい |
| 環境設計 | バイアスが動く前に行動 |
● 環境設計の本質
環境を整えるとは、
- 考えなくても動ける
- 選択肢を減らす
- やらない方が違和感になる
状態を先につくること。
図解
意志 VS 本能(現状維持バイアス・コンフォートゾーン)
↓
正面衝突 → 負ける
環境 → 本能を迂回
↓
考える前に動いている
④ 習慣化で一番やってはいけないこと
それは、
自分を説得しようとすること
現状維持バイアスとコンフォートゾーンは
論理で動きません。
● うまくいく人がやっていること
- 朝、机に座る以外の選択肢がない
- 運動しないと気持ち悪い配置
- スマホが物理的に遠い
「やる・やらない」を考えない環境です。
まとめ|だから「環境でしか勝てない」
- 習慣化の敵は、意志の弱さではない
- 人間に標準搭載された
現状維持バイアス × コンフォートゾーン - 環境設計とは、
戦うのではなく“存在しないものとして扱う”ための仕組み
だから結論はこれ。
習慣化は、環境でしか勝てない。
最後に「ゆるコゴト」
「がんばらなくていい。先に、動いてしまう朝をつくろう。」
